「パピー」と言っても良いですか？

「パピー」と聞いても良いですか？（サブタイトル/笑）


輝己(てるき)が我が家に来た先日。＜金曜日の晩の事＞


良い飼い主なら、子犬と先住犬のストレスを考え
もう少し段階を踏まえてから接触させ、徐々に慣らしていくのがセオリーなのだが
５ヶ月という年齢とガタイの良さと､ショップ育ちの他犬慣れ、人慣れしている輝己の性格(根性)に
『過保護な配慮は必要なし』と認識してしまった、ザッパ飼い主の判断のもと
速攻のご対面と相成りました。






５ヶ月にしてこのデカサ！！
（取り敢えず早く初花と並べてサイズを確認してみたかったが本音か？）

ショップ育ちという辺りで何となく我が家に来た経緯を想像できている方もいると思いますが、
気になる方の為に(主に友人諸君か？）
この記事の一番下に出てる『戯言に付き合う』からの隠し記事へ
事のあらましを記載させていただきます。
興味のある方はどうぞ～
※文章苦手なゆうきが頑張って書いているので、爽快な読み下しは期待しないでくだつあい(爆)



たまたま、晩ご飯を食べに来ていた、ゆうきの母と妹を巻き込んでの輝己のプチ歓迎会
そして我が家のコンパニオン達を並べての記念撮影





※るーな嬢は接待なんぞいたしませんのでこの場合混じりません。



初めての場所、初めて接触する人に犬(初花)に猫(スナ)
さらにあまりの臭さに即洗いされてるという大技を食らい
己の環境が激変した輝己のとった行動は！！



Ａ：ひとしきり初花とスナにじゃれ付いて遊んだ後
ゲージに押し込めてもスンとも鳴かぬまま熟睡する
肝っ玉もデッカイ男のようです。


将来有望な輝己に
___( ﾟДﾟ)σﾎﾟﾁｯﾄ ﾀﾞｯｼｭ!ε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ___ｖ
よろしくお願いします！！


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先日唐突に我が家に訪れたコギの多頭飼いの夢の実現
初めての場所でびびる様子も無い輝己が居る部屋を眺めると、
彼との因縁(？)もとい運命的なモノを何となく感じずにはおれない気になる。


彼とのファーストコンタクトはたしか去年の10月の末だったと思う。（2006年秋）


ペット販売のあるショッピングセンターへ買出しに行くと、我が家のメンツは
「明日の仕事への活力補充！」と言い訳つけ可愛い子犬たちの　 生気と 　癒しを求めて
ペットショップ店内を一回りする癖がある。

色々な犬種の子達が並べられたケージを端から流し見し
コギさんのケージの前で立ち止まる。
思う存分その愛らしい姿を堪能し、 生気を吸収して
『いい飼い主と巡り会えよ！』と念を込めて立ち去るのが行動パターン化している。


その日は店内に踏み込んだ時点で一番下のケージの中で向こう側に頭を向けて
伏せて寝ているコギの子犬を発見していた。
すぐさまその子の所でうずくまるリーさん。

子犬は熟睡していて動く気がないのを感じた自分は
その場でしゃがみこんでしまったリーさんに軽く声をかけ
他のケージを見回り、ペット服のコーナーへ
その後グッズのコーナーを回り、
熱帯魚に爬虫類コーナーと一通り店内を回り終えた後
リーさんの姿を探せば
まだ、そこに居座っていらっしゃる状態。


ゆうき：「起きへんの？」
リー：「うん、一瞬起きてんけど、また寝た。もう一度ちゃんと顔見たいねんけど･･･」
ゆうき：「そんなエエ顔してんのその子？」
リー：「眉毛ある」(えらく力のこもった声）
ゆうき：「そ、そうかぁ；」
リー：「しかもな、でかいねん」
ゆうき：「へ？」

ヘソ天で寝ている子は、今まで見てきた子犬を思い出せば2ヶ月半過ぎたくらいの大きさだったかと思うサイズ

リー：「このサイズで1ヵ月半やって」
ゆうき：「･･････大変立派なお子ですこと」

ちょうど初花を我が家に引き取った時と同じ時期なので
余計に彼の大きさは引き立った気がした。
男の子ってこういうもんかな？と思っていれば

リー：「立派なんは体だけちゃうで」

そう言って指をさされた値札を見て唖然

ゆうき：「じゅ･･･14万ごえ･･･諸経費(サークルやワクチンや狂犬病やら）を合わせたら20万軽く行きますやん、デジイチがレンズ付で買えちゃう上に下手したら中古レンズも付いちゃう；；」

当時デジイチの夢が膨らんでいた我が家にとっては、すべての比較はデジイチだった。
何かを対比に出すことで数字を現実的に受け取る自分は
子供の頃から1チロルチョコ(10円)だとか、学生時代はゲーセンでの1ゲーム基準（100円）などを
引き合いに出すことが多い。そして大人になっても変わらない。
（こんな計算してるのは私だけか！？）

リー：「そやねん、でもむっちゃ好みやねん、このコーちゃん!!」

寝ているコギさんの顔を見れずの自分としてもこの熱き訴えに気持ちが揺らぎ
店員さんに声をかけて顔を拝見させてもらえるものならしたい気持ちがいっぱいになったが
（それはただの冷やかしデス。おとうワン）
買うつもりが無い上に、こんなに気持ちよく爆睡されている子を
叩き起こす事はしたくは無いので顔を見るのは早々に諦めた

そんな事を考えていた自分の横で、しばらく眺めていたリーさんも、
長いことその場を陣取ってしゃがみ込んでいるのが居心地悪くなったのか
ピクリとも動かない子犬に名残惜しそうにしながらも
その場を離れ、帰路に。


家に帰った後も、彼が忘れられないのか、多頭飼いの夢が膨らんできたのか
シナさんだけに留まらず、初花とデブたんにまで、その子の事をアピールし
その度に『生き物だもんね、14万やし、その後も色々お金も手間もかかるし、無理やんな～』
と自分に言い聞かし納得させるよう独り言の繰り返し
（※我が家の住人は犬猫兎に隔たりなく人間語でしゃべりかけます。）


かという自分もその当時、かーなーり多頭飼いの夢を膨らませ
希望としてはバニ子（バーニーズマウンテンドッグの女の子）なのだが
経済力という面にてかなり絶望的な夢に妥協しかけて
『あの子見たいなガッツリ系のコギさんなら良いかも』位の気持ちにはなってしまい
いつか、初花と彼が、黒と茶の毛ボールのように若葉広がる大草原をコチラに向かって
嬉しそうに駆けて来て、自分の腕の中に飛び込む。
などと、多頭飼いよりもありえないかもしれないドリー夢(自分のイメージした睡眠中の夢）を
見るまでに至っていたあたり、何かを期待していたのかもしれない。



その後も度々ショッピングセンターに行く用事があれば
必ずペットショップも覗き、
「あ、まだいる～」
「今日も居るね～、おっきーねー」と眉毛コギさんを確認
そして偶然にもケージから出ていた彼と写真を撮らせて頂く始末
（だから、それは冷やかしなんデスよ！）





12月頭、生後2ヶ月半ぐらい
その頃には彼のお値段は、彼の大きくなっていく体と共に10万円と下がって行っていた。
行く度に、まだ居残っている切なさと、顔が見れて嬉しい気持ちが混ざり合って何とも言われぬ気分。


そんなある日、ゆうきが一人でショッピングセンターへ買い物へ、
いつものようにペットショップへ行けば
彼の姿は無くなっていた。



『ようやく売れてんや』

それをリーさん伝えると、寂しそうに『良かった』と呟いていた。



その後はあまりショップへ足を向ける頻度も少なくなり、多頭飼いの話も出なくなり
出たとしても『一人に1匹がベストだろうと思っている』で
みんなの言葉が一致していた。



それから2ヶ月、年を越して
2007年2月16日
会社の買出しで、そのショッピングセンターへ出かけたリーさんから
メールが入る。
『あのコーちゃん：まだ居た；5ヶ月にして初花とほぼ同サイズ
　相変わらず男前でした～』
『サークルに出されてました！』

売れたと思っていたの何かの間違えだったのか、他の店を廻っていたのか!?
リーさんからの報告によれば、6万となっていた彼
その日の毛モノハウスは彼の話で持ちきりになり、
「あの子だったら名前は～」などと(輝己）の名前まで上がってしまうほどの盛り上がりよう

よくよく手の届く範囲？と聞くと
りー：「うーん、それでもやっぱ色々と･･･」
一度多頭飼いを思い直した所だっただけに、渋る全員。


次の日、ゆうきの母と妹がご飯を食べに来る予定に急遽なり
リーさんとシナさんが当のショッピングセンター買出しついでに
コーちゃんの顔を見に行ってくる事になったその夜


出かけてしばらく経った頃に自分の携帯に何とも情けない声のリーさんから直接電話が入る

リー：『あんなぁ～』
ゆうき：「どしたん！？(車)どっかにぶつけたん！？事故！？」(あまりの情けない声に事故を想定して慌てる）
リー：『いや、ちゃうねん、あんなぁ；コーちゃんが』
ゆうき：「コーちゃん？ああ、あのコギ男？それがどないしたん、とうとう売れたんか？」
リー：『一万円になってんねん』
ゆうき：「・・・・・なんですか其のふざけた値段設定は？」

その瞬間、未来が見えたゆうきでした。
ああ、舌の根も乾かぬ内にとはこの事か、昨日6万で今日1万って。
値段にぐらついている自分が何とも情けない。
しかしやっぱりヤツとは何か見えない縁を感じる。
などと頭の中でグルグルと色々想像が育まれ、初花の困った顔や、スナさんの非難する姿が
安易に想像できる状態に。

大変な事になる状態なのに何だか楽しげな気持ちになる自分をを抑えつつ、
しばらく電話でリーさんと覚悟の確認をし合う。その間10分ほどだったろうか。
『本当に欲しい?』『初花とスナとの同フィールドでの共存やで』
『まったく躾できてない所からのスタートやで骨折れるの間違いなしやけど大丈夫か？リーさんめげへん？』
などなど、の押し問答を繰り返し

気持ちが固まると、その後の予定を組み立てる素早さは本当にお前ら諦めていたんか！？と自分でも驚くほど
電話を切るや、リーさんはコギさんを購入すべく店員さんの下へ
シナさんはグッズショップにてサークルなどの必要品の購入へ

ゆうきは、妹を巻き込んでの家の掃除と子犬を迎えるに至っての模様替え
慌しい1時間の後、
5ヶ月にしてすでに初花サイズの子コギ輝己が我が家へ来る事となりました。



ここまで、稚拙な文章にお付き合いいただき読んで頂いた皆様、
ありがとうございます。そしてお疲れ様です。
2ヵ月半の頃の輝己のアップ写真、携帯写真にてブレブレですが、どうぞ口直しをしてくださいませ～。