おでかけ高知【其の壱】

―７月24日22時

突然出かける支度を始める家人。
それを見つめ、自分の物のチェックをさせられる犬。


　「おとワン、しっこシーツ無いですよ。」

どたばたの中、荷物と人間を乗せ、真夜中の神戸を抜けて…何処へ？




初花の視点からでは「一体全体どうなってんの？」なまま、夜が明けます。
この時点で実は明石海峡の大橋を越え、海を渡り、淡路島を超えて、南国の地、四国へ入国。
その頃の初花さん↓



爆睡中
「環境変わって不安だワン～」とか無いのね～ぇ
取り敢えず一緒に居られたら、それで良いらしいです。
いいな～気楽で。

今回の目的地は高知です。ゆうきの母親の故郷にて今回、所用の為に足に使われたのが事の発端。
どうせ行くなら、夏休み(サービス業にそんなモノは存在しないのでシフト調整でやりくり連休）を満喫だ！という事に相成りました。

そして・・・
「旅行に行ったら其処の名物食いたいやん」
「高知行く途中に香川あるやん」
「香川言うたら、本場の讃岐うどんやん」
「やっぱ讃岐うどんは、朝一の打ちたてやん」
そんなこんなで、午前中の打ちたて旨うどん食べに寄り道決定。
旅の計画はあるようで、無い。（これ基本）




ドックカフェも少ない田舎。「ドックうどん」なんてモノは在りはしないのです。
残念ですが、初花さんは車でお留守番。



午前中の涼しさと、うどんだけを食べるだけの短時間の為、車中でお留守番。
勿論、大人しく・・・寝てはりました。(まだ寝るか！）

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ここからは、犬日記ならぬ。讃岐うどん記です。興味の無い方は読み飛ばしの方向でお願いします。
讃岐の地です。だからと言ってやたらと乱立しまくる店舗全てが旨いかと言うとそうじゃない！
どちらかと言うと新しい店よりも、寂れた店が穴場だったり、
ありえねー！って思うような立地にあるうどん屋が名物だったりするミラクルワールド香川。

今回のうどんは２店舗で食事しました。
「今回」と言うトコロで「前回」があったことが伺えますね。
そう、「ゆうき」と「リー」さんは過去に友人達と個人的に「讃岐うどんツアー」を体験済み。
香川の地元の友人に賛否を聞きながら早朝・朝・昼・おやつ・晩・夜食と、うどん尽くしの２日間。
腹はいっぱい、宿も食費も激安、気持ち大満足で、体重も減ったというミラクルツアーの教訓生かし、今回は「初めて行く店」と、「また行きたい店」を交通事情を考えながら検索しました。

【一店目】また行きたい店よりピンナップ「あたりや」
パチ屋の駐車場の奥にひっそりとたたずむ有名店。
今は、パチ屋がつぶれて、フィットネスクラブになっていたので思いっきり迷いました。
・・・しかし到着したのが７時。開店が10時20分よりにてあえなく断念。
※香川は「モーニングうどん」がある国だという概念で開店時間調べずに行って玉砕。

気を取り直して【二店目】!
初めて行く店「根っこ・本店」ネットランキングでは結構上位に居たような記憶をたどり行ってみました。（字が違う『根っ子』はゆうきのお勧め）
ウッキウキと食したのち････微妙？
店は綺麗だし、確かにうどんは旨いレベル。でも・・・ここ讃岐の本場やん！そやないねん！そして、テーブルと椅子がなんだかベタベタする･･･なんとなく不完全燃焼のまま、次へ。

【三店目】また行きたい店よりピンナップ「てっちゃん」発見難易度★★★★　田んぼの中に突如うどん屋。味の安心度★★★★★　昔行った時と変らぬ味でホッとしました。
賛否両論があると思いますが、関西人的につゆの味が大好きです。
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さて、腹を満たして走ること２時間強
ココは高知の市内です。少し行くと今流行り（？）の「功名が辻」の主人公。チヨちゃんとカズトヨ君とオオタグロ君の銅像がある高知城があるのですよ。初花さん。



にしても、曇り時々雨予報はドコへ？


市内に用事のある人間を下ろし、初花を遊ばしてやろうと向かった先は。
『ドッグラン高知』

飼い主３人とも甘く見てました。ドッグランへの道のり



ありえない・・・と思ったのもつかの間。どころか。



対向が来たら交差できる自信無くなりそうな細い道。（この旅行の運転手はりーさん。彼女は今回の長距離旅行を一人で走りぬきやがる超人です。）



山に登ってるんだなーと思える景色。高知市内を一望できるお墓畑。
「只今分譲中」と言う文字も、行き先不安の他府県ナンバー車にはなんとも生生しい。




登り続けると、更に坂は険しく、フロントガラス越しに見える景色は空一色(爆)
車中の人間の心の声はまさに、
「ドキがムネムネ！この鼓動は一体何？もしかしてこれは『変』！？」
とまあ、使い古されたネタ具合な緊張感(違っ）を心に過ぎらしてはいても、
決して口には出せないその場の空気。
いっそ言といた方が運転手の心は安らいだだろうか・・・

最後の急で短いヘアピン獣道を曲がリきると、目の前の道は更に狭くなり
もう無理やろと思った瞬間
慎ましやかな立て看板にドッグランの文字。
は？どこ？と思って見渡すと右手の垣根の向うに、




あったわ。広いわ。
しかし立地がすげーなオイ！　(思わず皆で裏手ツッコミ/関西人ですから。）

そして、誰も居ない(爆)

とにかく人が居る事さえも妖しい感が漂う中
奥に事務所があるようなのでそちらへ。
と車を降りた瞬間の熱気・・・・忘れられません。

言わずもがな、事務所にたどり着くまでに我が家の座敷犬はへたばってるし。。

事務所の扉をノックすれば、管理人さん在中！？居たわ。ビックリ。(そこに驚くか）
まさかこんな炎天下の中、犬が来ると思ってなかったんでしょう、どえらく驚かれていました。
来れるものなら私らも涼しい時期に来たかったさ！




ドッグランの中に入れさせて貰っても動く気力なし。
お昼も近いので初花だけでもご飯をと思って出しても。食べる気配ゼロ。
口にするのは水ばかり。



ねぇ、初ちゃん。広いよ？アジの道具使い放題だよ？暫くぶりの地べたでしょ？自力で走ってみない？


　「え～いやデブ～」
野外テントの下、更に椅子の下から出てくる気配なし！(爆)
写真撮ってから気が付いたが、初花さん正面から見たら鏡餅の様(絶句)


さとしたり、なだめたりする事しばし。
何とか重い腰を上げてくれました。



（唯一運動をしている様に見える写真）



さ！その調子で三角だ！



終～了～。(早っ！）



ここに来て大した時間経ってなかったのですが、徐々に初花の体力が衰退するにつれ、お空の色も…



やばくない？
急に気温が下がり、湿った空気が流れてくるのを肌で感じた全員は
「雨の中アノ坂を下るの嫌ァァァ」
の一致団結にて早々に山を後にさせてもらいました。

そんな坂の帰り道。



お疲れさまッシタ！
しかし、まだまだ一日は終わらない。


記事自体が長くなったので『おでかけ高知【其の弐】』へ続きます。


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